エステティシャンと簡単に出会える
美人マダム風
かなり引いた様子だったので、すかさずフオローを入れた。
「すごいタイプだなと思って、ダメ元で声かけたんですけど」
「え―、いやいやいや」
歩きながらだが、こちらの問いかけには応じてくれている。もう少し食い下がってみよう。
「何中ですか?」
「え、買い物中」
「あの、疲れません? なんかお茶でも飲めたらなって」
「ん―」
「何買ったんですか」
「なにも買ってないです(笑)」
「何買うつもりなんですか」
「わかんないけど、服とか」
会話が成立してるんだから脈はある。押せばどうにかなりそうだ。
「ね、お茶しましょうよ。この辺詳しいですか?」
「デパートとかしか行ったことないです」
「じゃ、少ししゃべれて、おいしいコーヒーが飲めるようなとこ。あ、あそこにしましょう」
すんなりと喫茶店に入ることになった。
髪型も服装もオシャレで、銀座のクラブにでもいそうな彼女は、2年前に九州から出てきたエステティシャンで、年齢は26才。マダムどころか彼氏もいないらしい。
「なんか仕事の時間は遅いし、休みは少ないし、彼氏ができてもなかなか会えなくて、すぐダメになっちゃうんですよね」
「そんなに休めないの?」
「でも最近は少し休めるようになったけど」
「もったいないよね。こんなに可愛いのに彼氏いないなんて」
「いやいや」
「だって一目惚れして声かけるなんて、自分でもピックリしてるもん」
「いや―、またまた」
じんわりと嬉しそうな表情に変わった。 一目惚れという言葉は、やはり力を持っている。
「お酒飲むの?」
「飲みますよ」
「ここで会ったのも何かの縁だし、飲み友達になってよ」
「フフフ」
いい雰囲気になってきたところで、連絡先を交換してさよならとなった。彼女とも現在メールは続いており、次は飲みに行く約束になっている。
これほどレベルの高い女性と、トントン拍子に話が進むなんて。惚れてよかった。
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2011年10月14日 | コメント/トラックバック(0)|
カテゴリー:一目惚れナンパ作戦

